近頃話題のプレミアム食パン

しばらく前から『プレミアム食パン』なるものが巷に出回っている。
価格は、一斤1,000円を超える。
こんなに高額なのに、バンバン売れて売り切れ続出だということだ。

僕は、ずっと昔からドラゴーネ(東京四ツ谷)の『幻の食パン』が大好きで、愛媛に来てからは、そのレベルの食パンが売っていなかったため、今では、自分で焼いている。

ドラゴーネの食パンが、一斤750円だったが、最近のプレミアム食パンは、それよりもはるかに高い。
では、そんなにうまいものなのか?
愛媛にも、有名なプレミアム食パンのお店がある。
しかし、わざわざ、行って、並んで、1,000円以上出して買おうという気は無く、検証せずにいた。

今回、東京へ行った際に、新しくできた『コレド室町テラス』へ行ってみたのだが、そこにも、プレミアム食パンが売っていた。
それも、行列ができている。
どうやら、テレビで紹介されたばかりのようだ。

平時の夕方という時間帯だったからなのか、行列は徐々に減っていき、他の店を巡って再度、パン屋の前に来た時には行列は、ほとんど無くなっていたので、買ってみることにした。

買ったのは、クロワッサンなんちゃらという厳密には、食パンではないかもしれないが、まあ、同じようなものってことで。

さて、ホテルに戻って、パンを開けてみた。
まずは、成分表を見る。
すると、小麦粉の他に、牛乳、バター、生クリーム、卵・・・いろんなものが入っているのがわかる。

食べてみる。
確かに美味しいが、パンの主原料である小麦の味が美味しいというものではなく、サラダで言えばドレッシングが美味しいということと同じで、いろんな味付けによって美味しくなっていると言える。

そこら中で、プレミアム食パンが横行する理由は、決して作り方が難しいわけではなく、ポイントさえわかってしまえば、多くのお店で作れてしまうからだろう。
もちろん、最初に、そのポイントを編み出した店は、かなりの苦労があっただろうし、すごいことだと思うけど、知名度が上がって、研究され、真似され、同じようなものが溢れてしまったのではないだろうか。

僕の好きなドラゴーネの『幻の食パン』は、国産小麦粉、国産小麦全粒粉、塩、水、天然酵母だけだと思った。
こうしたシンプルな味付けのないパンこそ、僕は、食パンと認めたい。

コレド室町テラスのパン屋以外にも、今回、プレミアム食パンを食べる機会があった。
今度は、純粋な食パンだったが、味の元は同じように、いろんな味付けによって生み出される美味しさだった。

そんなわけで、世間の皆さんは有難がって買っているかもしれないが、こうしたプレミアム食パンは、僕の基準では、美味しい食パンに入らないということがわかった。
ただし、違うプレミアム食パンを味わう機会があれば、また食べてみるけど。

-COOK:料理, MARK'S LIFE:日常

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