山に来てから、初めて水源へ行った。
以前、水源の池に鯉がいたので、出しておいてくれるように言っておいたが・・・
いた。
仕方がないので、網を持って鯉を捕獲しに行くも、全然とれない。
図体は、どっぷりでかくて、動きがのそいくせに、いざとなったら素早い!
これでは、出しておいてと言っても、なかなか難しい。
そこで、今度は、釣り師に変身。
小学生以来、ほとんど釣りをやってないけど、やりたいやりたいと思って、道具だけはちゃんとある。
まずは、ルアーでやってみる。
鯉が、興味を示してきた。
食った!
ビシッ!と、合わせるも外す。
(後で、鯉の口を見たら、切れていたので、針が細すぎたのだ)
同じルアーでは、逃げてしまうので、違うルアーにチェンジ!
しかし、ダメ。
今度は、フライを投げてみるが、鯉の口は下向きで、フライなどには、全く興味を示さず。
興味を示してきたのは、アメンボだけ。
最後の手段、エサ釣りだ。
ミミズコンポスト用の、シマミミズを数匹確保して、エサ釣りをやってみる。
が、すでに、警戒しているのか、逃げるばっかり。
じゃあ、しばらく、ほっておいたらどうなるかと思ったが、いつまで経っても全くダメ。
仕方がないので、池の整備をして、水源のずっと上の方がまで行ってみて、帰ってきたけど、竿に変化なし。
と、その時!
鯉が、なんかいい位置に来た。
網を持って、忍び寄る。
すみっちょに来た時に、「とりゃー!!!!」
と、網を下ろすと、鯉はパニクったのか、岸の方へ。
そこで、岸向かって、網を引く。
「オッシャー!!!」確保!
やりました、ついにやりました。
これは、神様の力が働いたとしか思えない。
鯉を網に入れたまま、下の方にある、農業用のため池へ運んだ。
ため池に入れると、どこからが、2匹の鯉が迎えに来た。
この3匹は、きっと、兄弟なのか、親子なのか、友人なのか。
ずっと前に、人間によって、移動させられちゃったけど、こうして、また元の場所に帰ってきたんだと思う。
3匹の鯉を見てると。
邪魔な鯉を排除しただけなのに、なんだか、いいことしたように感じる。
なんか、よかった。お互いに。
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