ヤギを囲わず、自分を囲った

OPERA(オペラ:オスヤギ1歳)は、ここに来て10ヶ月が経った。
ここに来たばかりの頃は、僕が住む小屋のそばにOPERA HOUSEを作ってあったが、徐々に夏が近づき、暑さが増し、南風が吹いてくると、OPERA HOUSEから『ぷ〜ん』と、OPERAのおしっこ臭さが漂うようになってきた。

OPERA HOUSEを、南側に置いたのが間違いだったことに気が付き、直線で30mほど離れた丘の上に移動させた。
OPERAにとっては、距離が離れて、少し寂しかったとは思うが致し方がない。

当初、小屋に帰るのを寂しがっていたが、徐々に慣れてきて、小屋の周りを柵で囲い、電柵をつけて、出入りを管理していたのだが、、、

FAN(犬)が来た

FANが来た時に、FANの小屋は、僕が住む小屋のすぐ脇に置いた。
いつもなら、夜は、スヤスヤと自分の小屋で眠るはずのOPERAが、なんと、柵を飛び越え、木々の生茂る山を下って、僕の住んでいる家まで来るようになってしまった。

縄張り意識なのか?焼き餅なのか?
とにかく激しい。

僕の家のテラスに上がって「ここは、僕の場所だー!」と主張するように、おしっこ、うんこをやりまくり、家の周辺は、OPERAのおしっことうんこだらけになってしまったのだ。

「気持ちはわかるが、やめてくれー!」

FANに対して主張しているのだろうけど、困るのは僕である。
仕方なく、FANの小屋を10mほど西側に移動し、さらに、丘の上に設置したOPERA HOUSEも同じ場所に移動させた。

OPERA HOUSEは、僕にとって初めての動物だったし、ちょっと気合を入れて作ってしまったために、

やたら重い

一応、移動させることも考えて分解して運べるように作っては合ったのだが、それにしても、重くて、人力では到底無理だったので、クボちゃん(ユンボ)で吊って移動させるという、大仕事になってしまったのだ。

しかし、この大仕事をやったことで、多少なりともOPERAのおしっこ&うんこ撒き散らしは減った。
それでも、やっぱり家の周りに来ては、おしっこ&うんこをするのは変わりなかった。

FANが来る前は「テラスや砂利でおしっこ・うんこをしないでね」と言っていたら、しなくなっていたのに、FANが来てからは、やるようになり、今度は、いくらお願いしても止めることがなくなってしまっていたのである。

最も強力な手段は、やっぱり電柵で囲む

OPERAをもらってくる時に「電柵が一番だよ」と聞いていたのだが、最初は、痛い思いをさせるのが嫌で、電柵を導入しなかったのだが、結局は、電柵でなければダメだったし、ヤギが本気になったら電柵でさえ破壊して突破してしまうということもわかった。

今回も、ある一定の範囲を電柵で囲って、OPERAとCHARの行動範囲を決めようかと思っていたのだが、やはり、電柵でさえ突破してしまう勢いがあるため、どうにも躊躇していた。

そこで

自分を囲っちゃうことにした

のである。
最も困るのが、僕の住む家の周りでおしっこ&ウンチをしてしまうこと。
ならばと、僕の家の周りを電柵で囲ってみることにした。

OPERAたちが囲まれている状態では、そこから出ようとするのに必死になるが、僕の家に近づくという行為に関しては、そこまで必死に痛い思いまでして入る意味はない。

ってことで、見た目的には、僕が “飼われている” ような感じになってしまったが、そんなことよりも、おしっこ&ウンチまみれから解放される方が良い。
それでも、電柵外の道には、大量にウンチが落とされるが、その程度は我慢することにした。

CHARは入ってくるが、OPERAは一切近寄らない

CHAR(メスヤギ生後3ヶ月)は、まだ電柵の恐ろしさを味わっていないので、隙間を見つけては入ってくる。
体が小さいので、電極に皮膚があたらずに入ってこれてしまうのだが、時々「バチッ!」となっている。

OPERAは、柵のラインに近づこうともしない。
常に50cmは離れている。
それだけ、電柵の「バチッ!」が恐ろしいということを覚えているのだろう。

ってことで、とりあえず、運用開始から4日、僕にとって、うんこに悩まされない平和な日々を送っている。
これが、続くといいのだが・・・

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