一回目のヒラタケがニョキニョキしてから、しばらく出てこなかったが、雨が降って、第二弾のヒラタケが登場した。
ところが、しばらく放置していて、いざ頂こうと思ったら、何やら傘の裏に白いブツブツがついている。
「前は付いてなかったな〜」と、思いググってみると、「白こぶ病」というやつらしい。
これは、なんとかというハエが卵を産んで、線虫がいて・・・「うぇ、、、」
説明を読んだだけでキモい。
って事で、どうやら食べてしまっても大丈夫らしいんだけど、とりあえず、その部分は取り除いて使う事にした。
除いていくと、食べられそうな部分は、1/10程度。
それでも、大量にあったので、ヒラタケスープには用が足りたのでよかった。
東京で暮らしていた時は、田舎での果物や作物の栽培について、こんなふうに思っていた。
「農薬なんかを使って、100%人間のものにせず、自然界の生き物にもお裾分けをあげたっていいじゃないか」と。
ところが、実際、自分が田舎に来てみて、果物・野菜・キノコなんかを栽培してみて分かったことは、
「ヤツらは根こそぎ奪っていく!」
それも、実りを根こそぎだけじゃなく、その時に根こそぎ食べるためなら、木の枝を折ったり、光合成ができないほど本当に根こそぎ食べてしまって、もう二度と実らないような状態にしても平気だし、欲しい部分だけを食べてあとは散らかすだけだったり、大きく育たないうちに、小さいものを食べ尽くしてしまったり、とにかく、こちらからみたら悪行の限りを尽くすと思えてしまう。
1%でもお裾分けしようと考えたとたん、100%、いやそれ以上に奪って行ってしまうことが、身にしみて分かったのである。
今回のヒラタケだって、なんとか1/10ほど食べられる部分を切り取ったが、ハエどもは、人間に10%残したわけじゃなく、単に埋め尽くせなかったというだけで、すべてのヒラタケにブリブリと卵を産みつけようとしていただけなのだ。
そんなわけで、ヒラタケ第三弾のために、網をかぶせて防御しておいたが、それで、奴らから守れるだろうか・・・