ガレージと作業場の間、溝掘りと拡張

8月中旬の長雨の影響で、ガレージのコンクリートに水が染み出してきてしまった。
ガレージの南側は、山を削った状態になっていて、そこから水が流れてきている。
コンクリートは、基本、水を通さないが、水がしみてきてしまっているということは、かなり一大事なのだろうと思った。
または、裏側に流れてきた水によってコンクリート冷やされ、内側のコンクリートに空気中の水分が付着したに過ぎないかもしれないが、それでも、雨対策が必要なことには変わりがない。

そこで、まずは、ガレージに雨樋を設置。
そして、ガレージ周辺に溝を掘ることにした。
溝を掘れば、水が溝に入り、地中にしみて流れていく。

早速、西側から攻めた。
西側の溝掘りは、うまくいったが、問題は南側である。

南側に入っていくには、まずは、東側にユンボが通れる通路を確保する必要がある。
ガレージの東側で、ガレージと作業場の間には、丸太が置いてあるが、これを全て撤去。
さらに、ガレージ東側に残しておいた一本の木を伐採して、通路を作った。

ユンボで、ガレージの南側に入るために、まずは、東側の土をどかしていく。
ガレージと作業場の間には、大木が一本残っている。
この木を倒さずに進めていきたいと思ったのだが、どうしても無理な気がしてきた。

そこで、残してあった大木を伐採することにした。
一本の木から、二本の幹が伸びている。
手前の一本は、真っ直ぐに、空き地に落ちるとしても、もう一本は、明らかにガレージの上に伸びていた。
林内作業車のシャガくんで引っ張っても、もしかすると失敗して、ガレージの上に「ガッシャーン!」となる可能性もある。
こんな場合は、極力やりたくはないのだが、致し方ない。

この山に来て、一年目の冬に、大量の木を伐採した。
その時は、林内作業車はなく、2トンのユンボ と安物の中国製チェーンソーだけを持っていた。
勝手もわからずに、なんとなく切っていたので、失敗に次ぐ失敗で、横の木に掛かったり、思っていない方向へ倒れていくことが多々あった。
そんなことを思い出しながら、やっていたのだが、結局、失敗の原因のほとんどは、未経験というよりも、、、

「大丈夫だろう」

という考えで行動したことによって、招いていたものだった。
要するに、慎重さが足りなかったのだ。
今では、より慎重に行うことが、最も短い時間で確実に行えることだと知っている。
そこで、単純に林内作業車のジャガくんで引っ張るだけでなく、確実な方向に落ちるように、引っ張る角度を慎重に吟味してワイヤーを掛けた。

そして、伐採。
みごとに、空き地の中央に大木は倒れて行った。

焦らず、急がず、慎重に行うことが、最短で確実な結果を生むのである

その後、木の生えていた場所の土をすべて崩して、斜面に落としていくのだが、今までの様に2トンのユンボでは、遥かな時間がかかっていたものを、7トンになると、かなりのスピードで作業が進む。
土をすくえる容量が5倍になったことに加え、アームの長さがかなり長いため、すくった土を遠くに下ろせる。
そのため、何度も、土を移動させなくてもいい。
さらに、排土板で土を押す力も桁違いで、こちらも、5倍程度の土を押していけるのである。

それでも、何日もかかったが、ようやくゴールが見えてきた。
ガレージの裏の斜面を削り、排水用の溝を掘り、作業場の裏側を車が通れる幅に拡張した。

いつも思うが、平地が増えると嬉しい。
なんだか、得した気分になる。
下界に降りれば、坪単価は10倍以上になるが、こうして、自分で平地を作れば、とっても安い。
まあ、とは言っても、平地部分だけを買えるわけではないので、結局のところ、総合的に見れば、それなりの金額にはなってしまうものなのだが、、、。

それはさておき、あとはならし作業をすればほぼ完成なのだが、もう一つ厄介な問題が、それが大量に出てきた石である。
石の使い道は、まだ決まっていなのだが、超デカイ石をどこに置いておくかということも、悩みの一つである。

巨大な石は、重さが3トン、4トン当たり前。
7トンユンボ のセブンでも持ち上げることができないのである。
なので、なんとか、転がすか、引っ張るかして移動しないといけない。

そうなると、遠くには運べない。
では、この場所で、いったい何の用途としての使い道があるだろうか?
う〜ん、全然思い浮かばない・・・。

-MARK'S LIFE:日常, MOUNTAIN LIFE:山暮らし, ユンボ(クボちゃん)

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