今まで、五右衛門風呂を薪で焚くという生活を送ってきた。
山にいるときは、ほとんど1日も欠かしたことはない。
しかし、年明け早々、山暮らしの象徴である「薪と火」を裏切ることにした。
寒さが厳しくなってきて、水が冷たくなってきて、大量の薪を消費する割には、風呂の温度が上がらないようになってきていた。
さらに、湿度が高い日などは、途中で火が消えてしまうことも。
まあ、それは、いつの季節でもあるけど、寒い日は「この程度の温度でも、まあいいか」というわけにはいかない。
なんせ、風呂自体も外にあるわけなので、結構な熱めの温度にならなければ、とてもじゃないけど入れないのである。
そこで、冬の間は、深夜電気温水器を使うことにしたのだ。
僕も、とうとう、文明に飲み込まれて行くんだ・・・と思いながらも、1日100円を投じれば、薪割りをして、火を点けて、冷たい水を45度まで2時間かけて頑張らなくても済むのだと思ってしまうと、文明の利器に屈服してしまうのであった。
そこで、およそ1年3ヶ月ぶりに、200Vのブレーカーを上げ、深夜電気温水器の電源をONにし、給水バルブをひねった。
その瞬間「プシューーーーーーーーーーー!」
水が漏れてるじゃんよ。
去年の冬に、水道管が凍結してしまい、そのせいで、温水器へ給水する途中にある減圧弁のプラスチック部分が凍結で破損してしまっていたのだ。
そこで、減圧弁を仕入れて、自分で交換することにした。
ぱっと見、大して難しそうではない。
しかし、そういう時こそ、意外に大変なものだということは、経験で知っている。
さて、今回は?
まずは、ネジがとにかく固い。
なっかなか回らない。
思いっきり力を込めると、なんだか、別の部分を壊してしまいそうで、恐る恐る、しかし、全力で回していく。
なんとか、どっこも破壊せずに取り外しが完了。
次に困ったのが、文章で伝えにくいが、ネジの回す方向がすべて同じなので、全部のネジを締め付けられなくなってしまったこと。
これは、なんだかんだやっているうちに気が付いたのだが、水道管ごと取り外さないと出来ないことに気が付いたのだ。
ってことで、水道管ごと取り外した。
これで、新しい減圧弁を取り付けて完成。
無事に付きました。
ふーっ。
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