ベトナム ハノイへやってきた

昨日、ベトナム ハノイへやってきた。

なんとなく、以前から来てみたいと思っていた場所なのだ。

なぜ、来たいと思ったのか理由はよくわからないが「単に気になる」という程度だったのだが、明確な理由がない方が、気になる度数は上がってくる。

明確な理由があれば、その理由が消えるなり、薄くなれば行く理由はなくなるのだが、単に気になると思うと、行ってみるまでは、気が済まなくななってしまう。

そこで、ちょうど1年前に、ハノイへの行き方を調べると、ちょうど、ANAが羽田ーハノイ直行便の運行を始めていたところだった。

今となれば、ハノイ程度ならLLCで十分かな?と思うのだが、1年前は、飛行機になる機会などはほとんどなかったので、ANAの貯まったマイルでハノイ行きを決めた。

二人で9万マイル。

ビジネスクラスも検討したが、ハノイまで、4、5時間。

寝る時間がないのにビジネスクラスにしても、さほど意味はないし、ANAのジャンボは787導入以降、ビジネスクラスは、全て?互い違いのシートになってしまい、一人で行くのには非常に快適なのだが、二人で行くのには、会話もできず逆につまらないのだ。

ファーストクラスでも、1席ごとに独立しているので、こちらも検討外。

二人で行く旅では、結局、エコノミーしか選択することがなくなった。

それでも、昔のエコノミーと比べると、エコノミー症候群などと騒がれたためか、それともサービス向上のためか、現代のエコノミーは、それなりに快適になっている。

まず大きく違ったのは、座席の幅が10cm程度広くなっていることだ。

昔は、せまっせまの場所に、ぎゅうぎゅうになって座っていたのだが、足元に余裕ができて楽になっていた。

さらに、リクライニング機能が、単に後ろに倒れるのではなく、倒れながら、座面が前にスライドする。

そうなることで、後ろの席の人を圧迫することが少なくなったのだ。

もしかしたら、以前からそうだったのかもしれないが、今回、改めて「エコノミーでも快適じゃねーか」と思ったのだ。

さらに、昔は、プラスチックで、金属のフォークやスプーンは、ビジネスクラス以上でしか使われないと思っていたが、エコノミーでも金属のカラトリーになっていた。

JAL破綻前までは、エコノミーというのは、客室乗務員から、ほとんど家畜並みに扱われていると感じていた。昔は、特にJALはひどかった。

しかし、きっと、JALが破綻したおかげであろう。

サービス向上を見直して行くことで、エコノミーでもちゃんと人間扱いをされるようになった。

JALがやるので、ANAもやるという、いい現象が起こったのではないとか思っている。

そんなわけで、それなりに快適なままハノイへ到着した。

まず、第一印象は、雰囲気は、バリなんかと似ていて、東南アジアって感じ。

ただ、どうも、埃っぽく見える。

今朝になって、空を見たが、やっぱり埃っぽい。

日本を離れ、花粉症から解放されるかと期待していたのだが、鼻水はで続けている。

これは、きっと、埃のせいなんだろう。

空港に到着すると、まず、いつものごとく難関の一つが、空港からホテルまでのアクセスだ。

ここで、タクシーに乗るのだが、どいつもこいつも、ぼったくろうと企んでいる。

タクシーだけではなく、途上国では常にそうした輩がゴロゴロしているので、嫌なのだ。

ただ、よっぽどの額でない限り、大したことはないのだが、気分的にはあまりよろしくない。

今回の旅では、ぼられる額と害する気分を天秤にかけた時、どう考えても、気分の方がもったいないと判断し、多少のことなら金で解決路線で行こうと決めてきた。

そこで、スタスタとタクシー乗り場に行き、一応「メーター?」と聞いただけで乗車。

通常は、300ー350Kドン程度で着くのだが、メーター表示は433K、100Kドン程度多い。

100Kドンというのは、日本円にして500円。

まあ、よしとした。

僕たちが泊まるのは、ハノイの中でマストスポットであるホーチミン廟のすぐ横。

バルコニーからは、ホーチミン廟の緑が目の前に見える。

ハネムーンスウィートルームだが、お値段は、1泊2,000円程度なのだ。

無事にホテルに到着し、ホテルの人たちもいい感じ。

ホテルと言っても、たったの7室しかない小さな雑居ビルを改装したような施設なのだ。

さて、次なる試練は、やっぱり食。

今回のフライトは、早朝発だったので、到着は午後一で、時間に余裕があった。

ホテルを出て、Google Mapを参考にふらふらと外に出て行く。

が、Map上にあるはずのレストランが見当たらない。

そこらへんの人たちに聞いても、どうも、わからないようなのだ。

ってことで、結局、人がいっぱいいて賑わっているレストラン?

いや、露店?のような場所へ。

賑わってはいるが、価格が安すぎるほど安い。

結局、座ってしまったが、目の前に運ばれた野菜を見ると「こりゃ、1日目から下痢か?」と覚悟した。

座って、注文したはいいけど、実際、自分たちが何を注文したのかはわかっていなかった。

周りの人たちを見て、ようやく、その正体が「生春巻き」であることを理解。

自分で作って食べて見ると・・・うまい!

単品それぞれでは、それらがなんなのか?そのまま食べても、なんとも判断に困ったが、まとめてみると、これがいける。結局、腹一杯食べてしまった。

ガイドブックには、こうした露店や屋台の食べ物には特に気をつけるべし!

生水は絶対飲むな、生野菜は食べるな、などと書かれているが、生野菜には洗った時の水分がたっぷりと付いているのだ。

覚悟はしていたが、結局、翌朝まで、なんの異変もなく過ごすことができた。

心配のし過ぎだったようだ。

昨夜、もっともやばそうな食事を経験したことで、今後の食事に対して少し気が楽になった。

「まあ、意外と大丈夫」という楽観的な考えが。

さて、今日は、どうなるだろうか?


via Mark な 人生



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