蜘蛛がコメツキムシを糸で包んでミイラにしてた

パチッ!パチッ!パチッ!
夜中、寝ようとしていたころ、天井付近で音が聞こえた。
上を見上げてみてもなにも見えない。
ちょうど、音がするあたりに、電源コードがあるため「もしかして、漏電とか?」と、心配になって天井まで、よじ登ってみた。

すると、一匹の蜘蛛が、何かをグルグルと糸で巻きつけていた。
その、巻かれているものから、パチッ!パチッ!と音がする。
これは、蜘蛛が獲物を捉えて、そいつを生きたままミイラにしてしまっているのだと分かった。
パチッ!パチッ!と言う音の正体は、小さなコメツキムシだ。

しばらく見ていたら、音がしなくなった。
糸で、まったく動けなくなったのか?
お亡くなりになったのか?

そのミイラを、木と木の間に運んでいった。
そこを覗いてみると・・・あらら、他にもミイラと白骨死体が。
蜘蛛くんの家になっているようだ。
まあ、まあ、ここは、そっと、そのままにしておこう。

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