愛媛の山に来て、3度目の9月。
東京にいるときは、気にも留めなかったことが、ここにいると、実生活にダイレクトに影響してくることが多々ある。
というか、それが自然の現象であって、東京生活が、人間=自然の生き物ということに反した生き方であったことがよくわかる。
さて、本題は、9月はやっぱり湿度がすごいってこと。
初年度、7月にここに来た。
梅雨真っ盛り、外は常に雨。
それは、今までと何も変わったことではないが、小さい建物を行き来しなければならないここでの生活は、常に雨に濡れることを覚悟しなければならなかった。
さらに、地面は土で常にグッチャグチャ。
引越しで出たダンボールを地面に敷いてしのいでいた。
7月後半になり梅雨が明け、夏が来た。
夏は湿度が高いというのが常識だから、6月〜8月がジメジメとした季節なのだろうと今までは思っていた。
しかし、9月に入ると、なぜかカビが大量に発生してきた。
体感では、湿度が高いという印象はない。
なので、1年目は、6月からの高湿度のせいで、9月になってとうとうカビてきてしまったのだろうと思っていた。
そこで、倉庫に換気扇をつけたり、扇風機や空気清浄機を回したりして、空気を循環するようにして、2年目を迎えた。
2年目も、同じように9月になるとカビが発生してきた。
1年目よりもマシだったが、それでも“マシ”程度のレベルで、換気扇も扇風機もあまり役に立った感じではなかった。
そして、3年目を迎える前に導入したのが、プラズマクラスターと乾燥機(ずっとあったが、大して使っていなかった)そして新型エアコン(自分でつけたぞ)。さらに、高精度温湿度計(湿度計があまりにも高い数値を示していたので「きっと間違っているんだ」と思って高精度なのを買ってみたが、一緒だった)も導入した。
6月の梅雨が過ぎ、夏が来て、そして9月になった。
湿度計をくまなくチェックしていると、あることに気がついた。
今まで、体感では、9月に湿度が異常に高いと思ったことはなかったのだが、その原因がわかった。
9月の日中は、湿度が低めで、気温が高くても比較的過ごしやすいことがわかった。
その代わり、問題なのは、夜から朝にかけてだった。
夕方から、湿度はグングンと上がり、眠りにつく頃には、湿度は90%に達することはザラ。
夕立が降ると、90%を超える湿度となる。
そして明け方、夜中に雨が降ると、やはり湿度は90%を超えている。
これが、9月にカビが蔓延する原因だということがわかった
9月に雨のイメージがあまり無いが、降るのは日中ではなく、夕方から明け方にかけての間なので、実際、朝、外に出て地面が濡れていることで、雨が降ったんだと気がつく程度だったのだ。
そこで、まずは、服などを収めている倉庫を夜閉め切り、タイマーで夜は換気扇をストップ、23時から除湿機をフル稼働させることにした。
そうして、夜中にグングン上がっていく湿度を抑えることにした。
住まいの小屋の方は、夜閉め切ってしまうと暑いし、エアコンをかけると寒いしで、プラズマクラスターを24時間稼働させるくらいしか解決策はないのだが、とりあえず、実験的に、窓を閉め切って、エアコンを除湿にして、起きているときは上着を着て、寝るときは、布団をがっつりかけて寝るということをやってみている。(今日から。続けるかは不明)
寝苦しい夏の夜には、エアコンをやや低めの温度でかけて、布団をちゃんとかけて寝るのがいいということを聞いたことがあるので、その戦法でやってみることにした。
こんな、山奥の大自然の中にいて、閉め切ってエアコンをガンガン使い、電気メーターをグルグル回すっていうのも、なんともいただけない話ではあるのだが、とりあえず、なんでもやってみるってことで。