突風によって、小屋の横に作ってあった、透明ブルーシートの屋根が破断してしまったことは、先の記事に書いたが、山を上がってみると、突風の威力をさらに見せつけられた出来事に遭遇した。
まずは、西日本豪雨によって崩落した道路に養生しておいたブルーシートがめくれ上がっていた。小さなものではなく、6m x 6mほどの大きなものだが、それが思いっきりめくれ上がっている。
でも、まあ、あれだけの風が吹いていたのだ、このくらいは不思議ではない。元に戻して、重石を乗っけて完成。
次に作業小屋へ行くと「んっ?」なんか様子が変だ。
あれっ!ポリカ屋根の垂木がバックリ折れてる!一体、どういうことだろう?何かがぶつかったようだが、周辺にはぶつかったようなものは落ちてはいない。被害状況からみると、相当な威力で物がぶつかったようなのだが・・・
上から物が当たるには、その上にある屋根が邪魔だ。ってことは、下から突き上げたのか?ムムッ
原因は、コレだ!小屋の横に設置してあるビニールカーテンだ。おもりになっている鉄パイプが風に煽られて、ポリカ屋根にぶつかったようだ。ん〜、なんたることだ。横にスライドして上に巻き上がったとは。
垂木に添え木をして修復し、バリバリに剥がれてしまったポリカは、再度、釘を打ち直して修復した。
さらに、ビニールカーテンの揺れを抑えるために、ちょこっと細工。
こんなことで、大丈夫かどうかわからないが、何もしないよりかはマシだろう。
自然の脅威というのは、本当にとんでもない。人間が、叶うレベルではないことを、この山に来て、よくよく実感している。しかし、考えようによっては、今回の突風によって受けた被害は、すべてビニールによるもの。それ以外のものに被害はなく。屋根が飛んでいってしまうなどということはなかったのだからよかった。
奥さんの実家周辺では、いつしかの突風によって、カーポートがひっくり返ってしまっている家があった。どの程度の強度で固定されていたのかは不明だが、それに比べれば、なんてことない程度で済んだのだ。
あとは、地震である。
山に来て、それなりの豪雨、突風・強風、大雪と経験したが、実は、いまだに地震が起きていない。関東にいれば、小さな揺れがそこそこ起きるが、愛媛では、ちっとも揺れないのだ。南海トラフが来ると言われている中、強い地震が起きた時にどうなるか?
ただ、来る来ると言われているうちは来ないものというのを、散々、浜松にいる間に「東海大地震クルクル」で経験している。避難訓練は、飽きるほどやらされ、常に大地震に怯えながら過ごしてきたのだが、結局、ちっとも来ないのである。次は「南海トラフクルクル」だが・・・