先日、区長さんのところへ挨拶に行った。
そしたら、今日、わざわざ、うちまで来てくれたのだ。
さらに、今日のお祭りでいろんな人を紹介してくれた。
おかげで、例のチラシが、20枚くらい捌けたよ。
部落には、81世帯(僕も入れたら82世帯)しかないので、祭りと言っても、本当に、本当に小さなもの。
そのため、逆に、親戚の多い家系の、本家に全員集合したような、そんな雰囲気と大きさだ。
最初、会場に着いた時は、あまりの小ささにどうしたようかと思った。
だって、普通は、一人で居ても、大して目立たないが、一人で突っ立っていたら、とっても目立ってしまう。
なんとなく、「僕も一員ですよー」的な雰囲気を醸し出しながら、知っている顔を探した。
すると、すぐに、区長さんが見つけてくれた、「助かったー」というのが本音。
少しばかり、挨拶をしておいたことで、僕のことを知ってくれている人もチラホラいて、仲間はずれにならずに時を過ごせた。
いつも、こういう時に、ひとりぼっちになる性格なので、そこらへんドキドキしてたんだけど、無事に終了。
終わってみると、すでに22時。
祭りは、21時頃には終わっていたのだけど、話をしていたら(というか聞いていたら)この時間になってしまっていた。
「怖いじゃないか・・・」
山に来て、初めて、夜歩く。
それも、最後の街頭から1.5kmある。
その山を、一人登っていかなければならない。
「イノシシ出るよ。多分、逃げると思うけど」
と、脅されて出発。
まさに、キモダメシ!
それも、長い!
普通、もうちょっと短い。
汗だくになりながら、早足で1.5kmを登る。
途中で、水分補給しなければならない肝試しってあるか!
と、思いつつ、ちょいと開けた場所で、水を飲む。
「あと、半分」
あまり、序盤にペースを上げて疲れてしまうと、後半の方が勾配がきついので、イノシシに突進された時に、疲れてるとヤバい。と、思いながら、ペースを落としてみるが、怖いので、すぐに早足になってしまう。
そんなこんなで、ようやく、自分ちの入り口に到着した。
そこから、残り200m
自分ちの敷地に入ってから、200mもあるのかよ!と、自分でツッコミを入れながら、最後、最もきつい勾配の坂を登る。
うっすらと、電撃殺虫器の明かりが見えてきた。
「も、もうちょっと・・・」
小屋が見えた。
これで、安心。
もう、汗だく。
ようやく、1.5kmの肝試しが終わった。
終わってみれば、なんてことないことだったが、正直めちゃめちゃ怖かった。
なんで、途中で、離脱できないんだから。
進むも地獄、戻るも地獄。行くしかない!
そんな、肝試しありかよ!と、またまた突っ込みたくなる。
しかし、たくさんの人に会えてよかった。
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