OPERA GARDEN
どうやら、OPERA(ヤギ)も気に入ったようで、日中の暑いときは、ちゃんと自分の小屋で休憩している。
ボーボーに生えていた木を、ほぼすべて伐採し、囲いを作り、ヤギ小屋を移設して作ったOPERA GARDEN。
とりあえずは、完成していたが、伐採した木はそのまま放置していた。
こいつらを処理しなければと思いながらも、雨が続いていたのでなかなか出来ずにいたのだ。
昨日、パラパラと雨が降ったり、晴れたりとしながらも、日中は晴れ、夕方から雨という予報だったので、絶好のタイミングと思い、木々を燃やすことにした。
巨大FIREをやるときは『夕方から雨』という絶対条件の時にだけやるようにしている。
それは、もちろん火事を防ぐためだ。
日中は、火の具合を見ておくことが出来たとしても、夜になって寝ている間に火事になってしまわないとも限らない。
巨大FIREの場合、水をジャバジャバとかけても、そうそう鎮火はしない。
ジリジリと深いところで燃えているのだ。
そこで、やっぱり自然の力を使う。
昨夜は結局、雨が降らず、今日、パラパラと降っただけで終わってしまったが、それでも、人の手で水をかけるよりも、雨の方は強力だ。
これは、水の量もあるが、長時間降り続くということと、湿度がググっと高まるということも大きな理由である。
乾燥していれば燃えやすくなるし、雨によって周りの木々が濡れれば、それだけ燃え広がりにくい。
ゆっくりと長く雨が降ってくれる方が、短時間、水をかけるよりも、深く浸透してくれるような気がするのだ。
ってことで、木々を燃やすのだが、必要以上に火力が強まらないように、そして、燃え広がらないように注意しながら燃やしていく。
さらに、安全のため、水のホースを近くまで持っていき、消化器も用意しておいた。
枝の先の方に枯れ葉がついていると、瞬間的にとっても大きな火になる。
それと同時に、燃えた枯れ葉が、空に舞いヒラヒラと落ちていく。
落ちたところで火がつく可能性もあるので、よーく見ておくが、そうそう、火がつくものでもない。
冬と夏では大違い
冬に、焚き火をして、火が小さいからと言って、そのまま放っておいたところ、風に煽られて、周囲の枯れ草が燃えていたことがあった。
周りが、草ばかりだったため大事には至らなかったが、その時、それなりに火は燃え広がるものなんだということを学んだ。
しかし、今の時期は、どんなに火の粉が舞っても、そうそう燃えない。
湿度も高いし、木々も湿っているからだ。
冬と夏では、こんなに大きく違うものなんだな。
風呂焚きの薪なども同じで、湿度の高い時期、特に雨が続いている時などは、薪が全く燃えないのである。
なので、今など、ほとんど深夜電気温水器頼りである。
とてつもない量で、1/3やれたかどうか
伐採した木々は、やっぱり、とてつもない量がある。
数時間頑張っても、全体の1/3やれたかどうか?という具合だ。
あまり、疲れた状態で遅くまでやると、火の動きを見逃すといけないので、夕方4時には作業を終えたが、まだまだ量があり、あと2回はやらないと終わらないだろう。
また、雨の夕方を狙って、巨大FIREをやる。
燃やすと野菜が生えてくる
昨年、伐採した木々を燃やした場所に、なぜかスイカが生えてきた。
で、1つだけだったが、果実が実り、美味しくいただいた。
正確な土の中のことはわからないが、木々を燃やすと、土壌をアルカリ性にするとか、菌が燃えて土がリセットされるとか、多孔質である炭が微生物の住処になって繁殖しやすくなるとか、まあ、とにかくいいらしく、野菜がよく育つようである。
『焼畑』とか『野焼き』とかと同じような理屈なのだろう。
まずは、OPERAくんのエサになる草が、ウジャウジャと生えてくるのを待つ。
その草をOPERAが食べて、うんこをして、土壌を肥していくのである。
そうすることで、もっと、良い土壌になり、野菜がうんとよく育つようになるといい。