キッチンの換気扇をPOWER UPしたゾ

キッチンの換気扇といえば、おなじみのレンジフードがドドーン!と上部についていて、空気を吸い込んでいくんだけど、フードから先は、よく知らないというのが一般的だろう。
レンジフードの上部には、換気扇、つまりファンがついている。
そして、その先は、ダクトというホースが続いていて、屋外に排気されるという仕組みだ。

当初、この小屋に住み始めた時は、住むために作られた場所ではないので、キッチンはあるが、換気扇はついていなかった。
実際、コンロは、据付けではなく、ガスも5kgのボンベを置いて使っているところから、建築当初は、火を使う予定ではなかったのだろう。

そんなわけで、自分で換気扇をつけたのだが、正面も側面もガラスなので、フードを取り付ける場所はなく、昔の壁付けの換気扇を取り付けることができるような面積の壁もない。
そこで、小さいが強力なダクトファンというものを導入。

通常家庭では使われないもので、ダクトホースの途中に配置して空気を流すもの。
これなら、多くの面積を取らない。

排気は、窓の網戸に取り付けて、換気扇を使う時は、窓を開けて使うようにしていた。
この頃は、建築の構造が、まだよくわかっていなかったので、壁に穴を開けるなどということは、恐れ多いことだと思っていたのだ。

↑今までの排気ダクト

しかし、薪ストーブを設置する際。
煙突の穴を開けなくてはならず、恐る恐る、壁に穴を開けてみた。

すると、思いのほか、簡易な作りであることが判明。
まあ、家なんて、こんなものか?と、思ってしまうほど。

ここの小屋の場合は、外壁と内壁は、両方とも杉板を使っている。
外壁の内側には、防水シートが貼られ、その内側には断熱材、そして内壁。
と、その程度である。

一般的な住宅では、外壁はガルバ合板などの金属で覆い、その内側に、防水シート、断熱材、石膏ボード、壁紙という具合だ。
杉板を一枚一枚貼るよりも、ガルバ合板でガバッと覆い、内壁に石膏ボードを用いれば、軽いし、カットは容易だし、端の隙間があっても、コーキング剤で埋めて、壁紙を貼れば出来上がりなので、かなりの手間を省けるのである。

そんな風に、住宅の構造がわかってきたので、一棟は一般的な工法で建ててみようかとも思っている。
どれだけ楽にできるのか?簡単なのか?わからないままでは、気持ちが悪いので、やってみたいのだ。

それはさておき、今まで、窓を開けて排気していたのだが、近頃、やたら寒く、窓を開けるのが嫌になってきたのと、薪ストーブに投入する薪が、乾き切っていないものが多く、煙が出やすいことで、室内に溜まってしまうことが多くなってきた。
特に、煙は暖かい空気に乗って上に行くのと、一酸化炭素も上に上がっていく。
さらに、キッチンのフードは、BBQ用のアルミ皿をひっくり返しただけのもので、フードの外に湯気が漏れて上がっていく。

そこで!
まずは、窓出しだった排気を、壁出しに変更。
さらに、ダクトを分岐させて、天井付近の空気も排気することにした。

その結果、がこちら。

↑今度はコレ

すっごい、パワフルな感じになってしまった。
だが、見えているというだけで、一般住宅でも、似たようなものが天井裏に入っているのである。

ダクトホースの直径は15cm、天井まで伸ばしたダクトホースは直径10cmにして、ホースの太さを変えることで、キッチンの湯気をメインに吸い込むようにした。
実際、手に触れる吸気の量は、15cmと10cmでは、全然違った。

断面積を計算してみると、7.5cm x 7.5cm x 3.14 = 176.625 と 5cm x 5cm x 3.14 = 78.5なので、直径15cmの方が倍以上の断面積があるため空気の吸込み量も倍以上だということがわかる。
さらに、ホースの長さも関係するかもしれない。

キッチンのフードに繋がっている15cmの方は、長さ1.5m程度、天井に向かっている10cmの方は、長さ2m以上ある。
そうした点でも、空気の吸込み量は大きく違ってくるのだろう。

こんなことを自分でやる人は珍しいのだが、こういったことを自分で経験しておくことで、実際の家にも応用できる。
僕のようにセルフビルドならもちろんだが、建築屋さんに建ててもらう時でも、見えない部分を、どう施工されているかを知っておけば、多少なりとも何かの役に立つかもしれない。

値段の安さを売りにしている業者などは、こうした見えない部分に安い材料を使っていたり、手を抜いている可能性は多いにある。
「ダクトの太さが10cmだろうと、15cmだろうと、わかりはしないだろう」と、ファンの排気能力よりも低いものにしか対応していないダクトを取り付けられれば、せっかくの排気能力を生かしきれないことになってしまう。
まあ、なんでも、安いものは、安いなりの理由があるというものだ。

そんなわけで、無骨な換気扇の出来上がり。

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