コンクリートを固めている間に、本宅予定地の整地を始めた

ログガレージの床のコンクリートを年末に打ったので、それが、完全硬化するまでの一ヶ月の間に、本宅予定地の整地を始めることにした。
現在は、まったくの手付かずで、木と草がボーボーに生えていて、いつものことながら地形は、さっぱりわからない。

まずは、西側から切り倒したヒノキの頭の部分が転がっているので、そいつらをクボちゃん(ユンボ)で、どかしていく。
そして、荒地の中へ入っていく。

次に待ち構えていたのは、枯れ松の倒木。
松と言うのは、太くて堅い。
しかも、腐りにくいときているので、そこらへんに転がっていると、結構厄介なのだ。

地面に転がっていると、乾燥せずに腐ってくる。
腐ってくると、そこから水分を吸ってしまい、めちゃめちゃ重くなる。
太いので、余計に重くて、クボちゃんの位置を、しっかり安定させておかないと、ひっくり返る危険性がある。

腐った倒木が、堅いままなのか、腐り切っているのか、ぱっと見だけではわからないし、土の状態も固いのか柔らかいのかさっぱりわからないのに、傾斜もどうなっているのか?草をはいでみなければなんともわかりづらい。
なので、軽率にクボちゃんを進めてしまうと、思わぬところで、急に窪んでいたり、土だと思ったら腐ってボロボロになった木で、乗った瞬間に崩れ落ちるなんてこともあるから、地盤を慎重に見ながら、そして、クボちゃんの足元に土を足したり、除いたりしながら、ゆっくりと進めていく。

予定地の大きさは、左右の長さが50mほど、幅は10mほどである。
少し進んだことで気がついたのが、意外にも、高低差が激しいと言うこと。
今まで、木や草が生い茂っている状態では、なんとなくなだらかに傾斜が付いている程度かと思っていたのだが、実際に進入していくと、傾斜のきつさでクボちゃんから落っこちそうになってしまうほどである。

それでいて、土が柔らかい。
ログガレージを建築した場所は、固い粘土だったが、その上は、ずいぶんと柔らかいフカフカした土である。
畑に、もってこいなのだが、建物を建てるのには適さない。

さらに、石がほとんど出てきていない。
とはいえ、まだ、やり始めたばかりで、ほんの数メートル進んだだけだ。
この先の状態は不明だが、建物建てる場所の土が、フカフカなままでは厳しい。

今まで、切り株などを根っこごと抜き取る作業というのは、とても厄介で時間のかかるものだったが、これだけ、土が柔らかく、石がないと、根っこを抜き取る作業も、あまり時間がかからない。

とりあえず、一日目を終えたところの感想は、こんな具合。
これからどうなるかわからないが、利用できる土地が広がるというのは、本当に楽しい。
土が深い部分まで柔らかいままだったら、無理に建物を立てず、畑にしてしまうのがいいだろう。
他に、場所はいくらでもあるのだからね。

人間の都合に合わせず、自然の都合に合わせていく。
そっちの方が、コストも手間もかからないし、きっと、最終的に、その方が都合が良いということになっているんだと、僕は思うのである。

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