市街地を離れ、ハノイのド田舎へ

ハノイの旅、後半に入って来た。

8日間を過ごした、市街地から、残り4日間をド田舎で過ごすために移動した。

<部屋からの景色、遠くにポツンと牛がいる。時より牛の鳴き声が聞こえる>

ちょうど、空港と市街地の間に位置する、まあ、村ですな。

宿は、たぶん僕たちが泊まる所、一軒のみ。

さらに、着いてみると予想通り?予約を認識されていない。

カナダの時にも、エクスペディアで予約した宿が無くなっていて、別の人がその家を買っていたという出来事があった。

幸いにして、そのカナダ人の夫婦が家に入れてくれ、ビールだぶどうだと振舞ってくれながら、ホテルを手配してくれた。

トラブルというのは、当然ながら自分で招きたいとは思わない。

しかし、いつも予期せぬ時に、予期せぬ形でやってくるものだ。

(微妙に予期していたけど)

今回は、そこにオーナーが居たからよかった。

予約して行っても、誰もいなかったらかなりショックだった。

誰もいなかったといえば、ワシントンDCへ行って時のことを思い出す。

ホテルに着いたのだが、誰もいない、鍵もしまっているという状況だった。

幸いにして、電話をして少し待ったら来てくれたのでよかった。

まあ、なんだかんだ、どうにかなるものなのだ。

さて、今回はというと、満室で泊まれない!ということはなく、宿泊者があまりにも居ないので、予約を見逃していたというのが理由だろう。

部屋はガラ空きなので、どのくらい使われていないのか?という部屋を即席で掃除してくれて、泊まることができた。

とりあえずは、一安心である。

さて、小さな村なので、スーパーだとかコンビニだとかいう場所はない。

オーナーに聞いて、果物を買いに行ってみた。

<ここが、村の中心部。10軒程度のお店がある>

How mach?と言っても、まったく通じそうにないので、翻訳アプリを見せて値段を聞く。

店に座っていたおばちゃんと、ヘルプで近づいて来たおばちゃんの二人と、なんじゃかんじゃ、よくわからない会話にならない会話をする。

バナナを指差して「いくら?」と尋ねると、バナナに書いてある数字らしきものを示した。

う〜ん、たぶん「38」と書かれているのだろうけど、なんとなく3Bとも読める。

電卓機能を立ち上げて、プッシュしてくれるようにお願いすると、なんだからわけのわからない数字を羅列する。

???

一度、クリアして、もう一度聞いて、今度は、翻訳アプリの音声認識を使う。

すると、「3」という言葉を拾った。

???

それだけじゃわからん。

いくら何でも3,000ドン(15円)ってことはないだろうし。

わけがわからないでいると、後から来たおばちゃんが電卓に「38」と入力した。

あー、やっぱり38,000ドン(190円)でよかったんだ。

店のおばちゃんが、わけのわからない数字を入力していたのは、ボッてやろうと思って「98」とか打っていたことがわかった。

「C」(クリア)を押さないものだから、どんどん数字が羅列されて、わけのわからないことになっていたことを理解した。

<38と書かれているが、なんだか8がよく分からん。7と書いて、やっぱ8にした感じだ>

無事にバナナをGETして、宿に戻る。

テクテクと歩いていると、僕が、愛媛の砥部へ行った時のことを思い出す。

砥部では、僕は外国人ではないが、外国人くらい珍しい風貌と車だったのだ。

村の中を、外人が歩いてるっていうのは、みんな「なんでこんなところに?」と不思議に思うだろうなぁなどと、思いながら歩いて来た。

今日から、4日間、この村にいるわけなので、きっと、多くの住民と出くわすだろう。

そんな中で、村の人たちを少しでも仲良くなれたら、ここに来た甲斐があるというものだ。

不安でもあり、楽しみでもある。ハノイの旅後半の始まりだ。


via Mark な 人生



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