10日ほど前に、パンを作ってみようと思い、買ってあった小麦粉(パン用の強力粉)と天然酵母で、まずは、生種作りって奴をやった。
通常、初心者の場合は、イースト菌を使うと思うが、僕は、単に自分でパンを作りたいのではなく、単に「うまいパンが食べたい!」ってだけ。
なので、売っていれば買うだけなのだが、まだ、見つけられていないので、自分で作ろうってことなのだ。
すると、タイミングがいいのか悪いのか、パンをもらってしまった。
ということで、その日からしばらくは、もらったパンで過ごし、生種は冷蔵庫の中で眠りについてもらうことに。
そして、昨日とうとう、パン作りに着手してみた。
雨だったし、ちょうどよかったよ。
説明書通りの分量で、全部をボールに入れて練ってみる。
一応、Youtubeで練り方を見ながらやってはみたが、果たしてこれでいいのかどうか?
練った後は、一次発酵って奴をやるらしい。
まあ、簡単に言えば、ほっておくってことらしいのだが、今日は、気温が低めだ。
30度で6時間と書いてあるので、なんとか8時間くらいで出来上がりにしたいのだが・・・
おっ、ちょいとあったかそうな場所を見つけた。
iMacの上だ。
手をかざしてみると、ほんのりとあったかい。
温度計を入れてみると・・・まあ、変わらんけど。
まな板を窓枠に立てかけて、バランスをとってボールを置いてみる。
な、な、なんとか乗ったな。
これで、8時間くらいでいけるだろう。
夕方、見てみるとデカくなってる。
2倍くらいになると書いてあったけど、もう2倍以上だなこりゃ。
やっぱり、iMacの上はあったかかったんだろう。
で、次は成形とのことだが。
もちろん、型というのものは持っていない。
これでいいだろう。
で、次は二次発酵。
説明書には、38度までで120分と書いてある。
うーん、解釈が難しいぞ。
38度までってことは、20度でも38度までだ。
それなら、一次も二次もないんじゃないだろうか?
ってことは、一次が30度っていうのなら、二次は30度以上38度未満ってことだろうな。
そんな場所は、ないなー。
んっ?
目の前にあるのは、高性能なオーブンレンジ「ビストロ」くんではないですか。
もしかして・・・ありましたー!
レンジのメニューに「発酵」っていうのがある。
一次なのか二次なのかわからないけど、やってみると温度の設定ができる。
こいつを35度に設定して、120分。
そして、ついに焼きましたー!
これでいいのか悪いのか、全くわかりませんが、とりあえず人生初のパン作りをやりました!
早速、焼きたてを食べてみると・・・
まあ、まあ、まあ、こんなものでしょう。という感じ。
しかし、翌日。
朝食で食べてみると・・・あれっ?
昨日と味が違う。
うまい!うまいでないですか!?
焼きたてよりも、寝かせた方がうまかった。
さらに、カルピスバターにめっちゃ合う!
なんじゃこりゃ、バターのうまさがめちゃめちゃ引き立ってる。
ちょっと、やばいかも。初のくせに、うまい。
これは、絶対、材料のおかげだ。
東京でのお気に入りのパン、ドラゴーネの幻のパンでも使用されている小麦粉、北海道産の「はるゆたか」を使用しているし、売っているものとはいえ天然酵母(本当は、そこら辺いる菌を使うのが、本当の天然酵母らしいが)、砂糖も塩もこだわりのものを使っている。
材料の功績は大きだろう。
一般的に売られている食パンというのは、こう言っちゃ悪いが、使っているものはヒドイ。
裏を見ればわかるが、マーガリンとかショートニングとか平気で使ってる。
国産小麦とか、天然酵母とか謳っているところでもそうだから、なかなかいいパンに巡り会えないのだ。
ちなみに、うどんなんかでもそう。
本来のうどんは、小麦と塩だけだけど、ほとんどのうどんには、いろんなものが入っている。
色々入れるのは、保存性とかもあるかもしれないけど、実際、賞味期限を見ても、小麦と塩しか使っていないうどんと大差はない。
ということは、悪く言えば「味のごまかし」と思えるが。
どうなんだろう?
そんなんわけで、初回、パン作りは、成功なのか失敗なのか、どうなのかも判断がつかないままだけど、それでも、食べられたし、カチカチじゃなかったし、以外とうまかったし。これで、良しってことにする。
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