やっちまった!久々の渇水

水の出が・・・

一昨日、夜、風呂に入っていて、水を出していると、徐々に水の出が細くなっていった。
その時は、温水器を経由して出していたので、単に「温水器のなんかの機能?」くらい呑気に考えていたのだが、その後、キッチンで水を出すと・・・

細い!

その瞬間に「やっちまったぁ!」と気が付いた。
何が起こったかというと、5、6トンは溜まる貯水槽を空にしてしまったって事なのだ。

貯水槽には、常時、沢の水から供給されるようになっているのだが、雨が降ったりして沢が濁ると、給水ホースの先に付けた網が塞がれ、水の供給が止まるようになっている。
これは、極力泥水が入らないように、濁ったらすぐに詰まるようにしていたのだが、掃除を怠ると給水されない日が続き、貯水槽を空にしてしまう可能性がある。
今回は、それをやっちまったというわけだ。

結果、いい機会になった

夜のうちに、給水ホースの先の泥を落とし給水を始め、朝にはタンクに溜まっている予定でいたのだが、翌朝、貯水槽を覗いてみると「う〜ん、少なすぎる」

それほど多く溜まるとは思ってはいなかったが、それにしても少ない。
この状態では、使うことができない。
水の量が少ない原因は “浄水槽”の詰まりによるもので、砂利と砂によってろ過するようにしてあるのだが、いい加減、泥が詰まり過ぎてしまっているのだ。

まずは、このままではラチがあかないので、浄水槽を通さずに、沢の水を直接貯水タンクに貯めることにした。
その状態で、一日水無し生活をして、さて、今朝見に行くと。

貯水タンク内は、水が溢れるほどに入っている。
直接水を入れると、5、6トンの量でも、一日あれば溢れてしまうほどなのだ。

さて、まずやることは、

ポンプを動かす

実は、ほとんどポンプを使わないのに、毎月、電気の基本料金432円を払い続けているのがもったいなくて、ポンプのところの電気の契約を解約している。
なので、電気を車から引っ張ってくる。

トラさん(軽トラ)をスタンバイして、バッテリーにDC-ACインバーター(車で使う12Vの直流電流を、家庭用の100Vの交流電流に変換する装置)を取り付ける。
そこからポンプまで、30mのドラムコードで引っ張る。

インバーターの最高出力は1500W、ポンプの消費電力は640W。
インバーターが1500Wの場合、連続使用は半分の750Wが推奨なので、ちゃんと動くはずである。

ってことで、スイッチON!

う、う、動かねー!

インバーターの液晶表示を見ると、電圧がみるみる下がって最後には0Vになってしまった。
これは、ドラムコードで30mも引っ張っていることが原因だと思われる。(コードを通っていく間に漏電して電流が消えて無くなってしまう)

ってことで、車をポンプの近くまで移動しなければならない。
しかし、実は障害物がある。
斜面の上に生えていたヒノキを伐採し、その木々が道を塞いでいるのである。

車を近づけるためには、このヒノキたちを片付けなければならないのだ。
ってことで、車が入れる程度にバシバシカットしていく。

そして、車をポンプの近くギリギリに着けた。
コードの長さを5mの延長コードに変えて、さらに、念の為、オートバックスのバッテリーが付いたトラさんではなく、ついこの間、パナソニックのいいバッテリに変えたばかりのJくん(軽バン)に繋ぐことにした。

で、スイッチON!

「ブ〜ン」

おっしゃ!ポンプが回りだして成功だ。
蛇口をひねってみると、中に溜まっていた空気が押し出され勢いよく空気と水が吹きだしてくる。

浄水槽を掃除する

さて、次にやるべきことは、浄水槽の掃除である。
このままでは、浄水槽が使えても、水の溜まるスピードが遅過ぎていかん。

ってことで、浄水槽の中の砂利、砂、竹炭をガシャガシャと洗って、泥を出す。
思った以上に泥が入っていたが、なんとか、大丈夫そうなレベルになるまで洗った。

結局、車のバッテリー&インバーターでポンプを回すということも「動く」ってことがわかったし、浄水槽も掃除できたので、よかったってことだ。

どんなことでも、失敗して改善してうまくいって、また失敗して改善してうまくいくようにするということの繰り返しで、どんどん新しいアイデアを出して試したり、突飛なことを考えてやってみたりするのだが、こうしたことは、目の前にある出来事に対してだけでなく、人生を生きていく上でも、考え方の工夫やアイデアの出し方、チャレンジすることへの慣れなど、多くのことが役に立っているのだと実感する。

今回のことも、はたから見たら「何やってんのよ〜」という出来事だったかもしれないが、僕にとっては、トラブルも、結局のところいいきっかけとなったのである。

-PROBREM:問題

© 2024 Mark's LIFE