僕は、株はやっていない。
過去には、2度チャレンジしたが、どちらも惨敗で終わっている。
ついでに、FXもやってみたが、こちらも有り金すっからかんになった。
ってことで、株だとかFXだとかいうものには手を出してはいない。
まあ、自分の欲だけのためにやることというのは、そうそう上手くいかないものではある。
それよりも、人のために何かをすることは、想像以上のリターンがあるということは、今までの人生経験でよくよく学んできた。
それでも、株価チェックと為替による世界の動向チェックは、忘れてはいない。
NYダウや日経平均の動向は、世界経済の今と行く末を示しているし、その動きとは違っている各企業の動きがあれば、それは、その企業の何かが動いていることを示す。
為替も世界の動きを示している、世界経済が危うくなってくると、大概、円高が進む。
今、ドル/円が104円あたりと円高が進んでいる。
ただ、ユーロ/円は、あまり変わっていないようなので、その辺りがいつもと違う動きになっている。
株に関しても、通常であれば、株が上がれば金が下がるのだが、どちらも上がっているのだ。
それだけ、今、この時代が、平時とはまったく違う世界になってきたということだろう。
もうすでに、第3次世界大戦が始まっていると言ってもいいのかもしれない。
第3次世界大戦は、今までのドンパチではなく、ネットワークによる戦争とか、細菌兵器による戦争になると囁かれてきた。
実際、すでに、それが始まっていると言っても、もう決して過言ではないと言える。
この先は、まったく予測できない。
これは、リーマンショックなど問題ではなく、よく知らないけど、1927年の世界恐慌とか第2次世界大戦の戦時中レベルのとんでもない事態の真っ只中にいるんじゃないかと思える。
4−6月期の四半期決算は、軒並み大赤字を計上する大企業が揃い、その中で、もう22年間カメラを愛用しているキャノンの株価は、前代未聞の暴落となっている。
キャノンの株というのは、非常に安定していて、おおむね4,500円から2,500円のレンジ内を行き来しており、他の上場株に比べて、とても動きがわかりやすかった。
過去を見ると、どんなに下がっても2,000円を下回ったことはなく、2,000円というのは、下限一杯の価格だと考えていてよかった。
しかし、四半期決算発表から一気に下がり、現在1,676円という、とんでもない価格に落ちている。
キャノンの商品として、カメラしか知らないが、近頃では、ミラーレス一眼レフカメラでSONYに差をつけられており、なんとか頑張って新機種を出してはいるものの、正直言って、SONYに軍配は上がる。
価格的にも、今までよりも高額に設定されていて、新しいRシステムを導入するというのなら、実際、一式全てをSONYで揃えて行った方が、価格は同じで品質は良いという現状にある。
コピー機などのオフィス用品も、今後、どう考えても下火で、キャノンの主力事業は軒並み下降線を辿ることは明らかだ。
ということが、市場も分かっていての、この株価の下落であると思われる。
しかし、僕は、このキャノンという会社を22年間見てきて思う。
そのまま、廃れていく会社ではない。
とはいえ、遠く外野のそのまた外から見ているだけなので、実際には、わからないが、商品を見ていて思うことは、
ちゃんとしたものを、ちゃんと作っている
マーケティング戦略もしっかりしている
と、そう言った印象がある。
これは、一時期のSONYやFUJIフィルムを思い出させる。
技術もアイデアも素晴らしいのに、SONYは、ちっとも上向かなかった。
しかし、今やSONYは、躍進を続けている。
あの頃のSONYにように。
そしてFUJIフィルムも、フィルム製造から派生した化粧品と医療分野で業績を上げている。
CANONは、そうなるのか?ならないのか?
それは、わからないが、僕は、CANONは復活すると思っている。
たぶん、医療や精密機器とAIを融合した、医療用の手術ロボットなどの分野で躍進を遂げるのではないだろうか?
もちろん、カメラでも、SONYに肩を並べてくるだろう。
こうした各メーカーのシェア争いは、いつの時代でもあった。
僕がカメラを始めてからでも、Nikonがいいとか、いやCanonだろとか、それが今はSONYが参戦してきた。
写真館業界では、実はFUJIのカメラがよく使われていたりする。
PCでも、Windowsが価格面でもソフトウェア面でもよかった時期もあったが、MacとAdobeがタッグを組んだことによって、写真やデザインならMacという代名詞が復活したりしたのだ。
そんなわけで、これからのことは、まったくわからないが、僕は、今のCANON株の大暴落は買いのチャンスであると思っている。
僕は、買うのかって?
さ、さあ・・・