Markさん
こんにちは。
何度もご返答を頂けて、凄く嬉しいです。
「好きこそ物の上手なれ」
以前、会社を経営されている社会さんと、お話をさせて頂く機会がありました。印象に残っているお話の中で、社長さんは私にこう質問されました。
「お金が沢山あったらどうしたい?」
私は、当時ぼんやりとお金が沢山あったら悩みなんて無くなると思っていました。しかし、具体的に社長さんからこの様な質問を突然された私は、
そういえば、、と一瞬返答に戸惑いながらも私はこう答えました。
「土地を買って、好きなデザインで大きな家を建てたい」
すると社長さんは
「それで?」
私は、更に
「車を買って、旅行にも行きたいです」
社長さんは、「それで?」と私へ質問を繰り返します。
私は、「その後また、違う地域へ旅行に行って、景色の良い所に部屋を取り、
1か月位ゆっくりしたい」と付け加えました。
私はこの時、この質問の意味がよくわからずにいました。
そんな私へ、社長さんが言いました「飽きるぞ」と。
そして社長さんは、
「お金がいくら沢山あった所で、実際は朝、昼と晩の1日3回の食事を2人前毎日は食べられないし、車だって1人が車に乗って運転出来るのはたった1台。
更に、家だって1人が同時に複数の部屋を使う事は出来ない。だからお金は生活していける位のお金がある以上は持っていても仕方が無い」
と教えてくれました。そして社長さんはこう付け加えました。
「しかし、沢山のお金があれば、会社を作って雇用を生み出せるし、困った人を助けることが出来る」だから、私にはお金が必要なんだ。と
当時の私は、社長さんのお話は理解できても、何かスッと自分の中に入ってこない感覚がありました。
時が経って今私は、Markさんから最初に頂いた
「自分は、どうなりたいのか?」
とゆうアドバイスに、社長さんが当時の私に伝えたかった事の答えがある様に思えます。
私自身を振りかえると、
今迄私は昇格さえすれば、、学位を取れば、、、又は筋トレして肉体改造(置き換えるとただ単に、お金を沢山稼ぐ行為)さえすれば、
いじめ克服策になる、と必死になっていた事。
しかし、そこには「決める」と「決断」が必要の他、最も肝心な
「自分は、どうなりたいのか?」
が自分に無かった事に気づきました。
そして今、もう1つ
とても大切な事に気づかせて頂きました。
「好きなこと、楽しいこと、得意なことの世界で生きていく」
その様に生きて行くと、結果が出て周りの人々が変わり、
「いじめるような人々は、遠心力に吹き飛ばられる様に消えていってしまう」
です。
とゆう事は、、
私はハッ!と気づきました。
それは、自分の人生グルっと回って、全ては私自身が招いた事なんだ!!と。
昔から、私には夢がありました。
しかし、私にはそれよりも何とか解決したい問題がいつも私の目の前にありました。それがいじめです。
今思うと気づけば、いつからか私にはそれを解決する事が
私自身の「夢」になっていた様です。
それは結果的に、今迄私が同じ悩みを何度も経験する理由の1つである事に気がつきました。
これからの人生、私は好きなこと、得意なことの中で生きていきます!!!
この相談とご返信が、どなたかのお役に立てるのなら幸いです。
またご連絡をさせて頂く事があると思いますが
その際は、よろしくお願い致します。
Markさん、ありがとうございます。
あき
あきさんへ
先日、ものすごーく久しぶりに、ドラえもんの映画を見てしまいました。
漫画やアニメの中では、のび太は単なるダメのび太なのですが、
『確か、映画の中では、いつもヒーローだったような・・・』
しかし、なぜ、のび太が映画の中でヒーローだったのか?ということが思い出せずにいて、久々に見てみました。
ネットフリックスで「ドラえもん」と検索すると、ドバッーとサムネイルが表示されました。
「こんなにあるんか!?」とびっくり。
その中で、映画を見ると、どれもタイトルに【のび太の】と書かれています。
「あー、そう言えばそうだった」と、なんとなく思い出しました。
その中で、新そうな【のび太の宝島】を選んで見てみました。
「時が経っても、相変わらず、のび太は、何にもできないんだなぁ」
そんなことを思いながら見ていました。
「どこで、どう、のび太が主役級の活躍をするのだろうか?」
すると、所々で、のび太が主役っぽい行動をすることに気がつきました。
この、のび太の宝島の中では、
1.のび太は、人の心を大切にし、怖い人に向かっても、ハッキリ、キッパリ、大切なことを言う
2.のび太は、人が恐れることにでも、命がけで勇気を振り絞って挑む
こんな感じでした。
実際、やはりのび太はのび太という感じですが、肝心な場面では、
他のみんなが恐れを成すようなことでも、勇気を持って立ち向かうという感じでした。
のび太に、ヒーローの条件を見たような気がしました。
強いとか、頭がいいとか、知識や知恵があるとか、そういったことよりも、
【勇気がある】というところが、最も重要な点でした。
それはさておき、今回書いたのは、前回の
「好きなこと、楽しいこと、得意なことの世界で生きていく」の補足というか続きを少し書きました。
【自分のフィールドを作る】ということです。
好きなこと、楽しいこと、得意なことをやろうとしたときに、
何をやるかによりますが、例えば、僕の分かる範囲で「カメラ・写真」ということを考えてみますと、
一人で、地味にパチパチと撮影をしているだけなら、何も起こりませんが、
いずれ他の人と接するようになります。
僕の例で言えば、「結婚式の写真撮影をしよう!」と決めた後、
結婚式の撮影会社に就職します。
その中では、やり方も、ルールも社長が決めます。
その会社では、リーズナブルが売りでしたが、
僕が、もっとお客さんのために、少しくらい高くても、高品質な物を売りたいと思っても、
社長が「OK」と言わなければ出来ません。
実際には、そのころの僕には、そんなこだわりがなかったので、
なんの不満もなく働けましたが、、、。
一度、こんなことがありました。
結婚情報誌ゼクシィのフェアが開催されるということで、
ゼクシィが結婚式関連業者にブースを売っていたのですが、
その時の社長は、そんな、もったいないお金を出す人ではありませんでした。
しかし、どうやらブースが売れ残ったらしく、
それを、随分と安い価格で買って、
「フェアにブース出すぞー」と言ってきました。
とは言え、ブースにきらびやかな装飾や
看板などは、お金がかかるものは却下というか、
僕も、期待していませんでしたので、
シンプルなもので良いと思っていました。
ただ、フェアでの売りは何か?
ということになった時、僕自身、一つやりたいことがありました。
それは、当時は、まだ、フィルムでの撮影だったため、
撮影出来る枚数が限られていました。
当時、どこの業者も「○○カット、〇〇円」というのがスタンダードで、
その中でも、僕のいた会社は、カット数が多くて、それでいて安いということが売りだったのですが、
僕は、それをさらに「カット数を1.5倍にしましょう!」と提案。
もちろん、価格は据え置きで。
社長は、びっくりして「それで、大丈夫か?」と聞いてきたけど、
コストは、フィルム代と現像代だけで、フォトグラファーのギャラは同じ。
僕を含め、撮影が好きな人たちなら、いい瞬間がたくさんあれば、たくさんシャッターを切りたいと思っているし、
撮影可能枚数のことを気にしてシャッターを切れないのは、ちょっぴり心が痛む。
社長のOKをもらい、ブースに表示するポップを、ワープロで簡単に打ち出して、
当日、ブースに貼り付けた。
他の会社は、カラーの綺麗な看板で飾っていたが、うちは、ワープロで出した白黒のコピー用紙を繋ぎ合わせだけの質素な感じ。
しかし結果は、通路に設置された商談スペースのほとんどを、僕のいた会社のお客さんで埋めるほどの大盛況で終わりました。
この時は、社長のOKが出たことで実行できましたが、決定権を他人が持っているということは、
自分の全力を出しきれない可能性もあります。
僕が、この撮影会社を退社して、共同で会社を設立した時、
僕は社長ではありましたが、資本金のすべては、共同設立者の人が持っていたので、
結局、会社を追い出されてしまいました。
その後、自分の会社(自分のフィールド)を作って、
自分のやり方で全力疾走します。
その結果、今までを遥かに凌ぐ結果を出すことができました。
自分のフィールドでは、自分の好きなことだけに特化できますし、
いつも楽しいことばかり(たまにはそうでもないこともありますが)ですし、
得意な分野で、得意なことを存分に活かすことができます。
そのため、のび太なのに、のび太のいい部分だけが前面に押し出されていて、
ダメな部分は、その影に隠れてしまいます。
「のび太のくせに・・・」が、いつの間にか「あれ?のび太だっけ?」となっていきます。
現在の山暮らしも同様です。
自分の山にいる時は、完全に【マイフィールド】内ですし、
やっていること、特に、人に見せている部分は、
僕がやりたいこと、好きなこと、楽しんでいることだけを、見せています。
実際にやっていることは、得意なことではありませんが、
そこは、映画ドラえもんと同じ、「人がやらないことをやる」ことで『勇気』を見せています。
自分のフィールドで、自分の描いたシナリオの中では、
誰も、僕を超えることは出来ません。
常に、僕は、この中では、映画ドラえもんのタイトル同様「のび太の・・・」ならぬ、
【Markの・・・】と、なるわけです。
誰にも阻止されずに、自分がやろうとすることに、
レーザー光線のように一点集中することで、
他の人には出来ない、圧倒的な結果を出すことができます。
すると、他の人たちは勝手に『すごい人』と勘違いするようになります。
のび太は、のび太の世界「のび太の〇〇」だからこそ、ヒーローなんです。
常に、自分の世界の中で、自分が主役になれる役をやることで、
自分がヒーロー(ヒロイン)になるんです。
すると、自分の世界の中だけだったものが、
他の人々にも伝わっていき、なぜか「あいつはヒーローだ」となってしまうわけです。
不思議ですよね。単なる勘違いなんですけど。
世の中に見る『すごい人』の多くは、こうしたパターンだと思います。
野球のイチロー選手は、自分の球団を作ったわけではありませんが、
野球というフィールドの中で、天才的な結果を叩き出しました。
そして、野球以外の部分までも、天才と見られています。
ソフトバンクの孫さんなども、すごい人です。
が、自分の会社で、自分の思うようにやっていて結果を出しています。
お金をたくさん稼ぐ人は、お金を稼ぐ能力だけを評価されるだけでなく、
人間として優れていると思われることも多いです。
と、いうことで、今回は、「自分のフィールドを作る」という話でした。
会社じゃなくても、趣味のサークルでもなんでもいいし、
一人で初めていって、その輪の回転の中に、誰かが少しずつ参加してくれば、
それが自分のフィールドに育っていきます。
最初は、他人のフィールドの中に参加させてもらっていたとしても、
いずれは、自分のフィールドを作っていくことが、
最強の策だと、僕は考えています。
あきさんも、好きなこと、楽しいこと、得意なことを始めて、
いつかのタイミングで、自分のフィールドを作っていってみてください。
そうなったら、当然と言えば当然なのですが、自分のことをいじめるような人は完全に周りにいなくなります。
本当に当たり前のことですが、周りに居て良いとする人も、自分が決めるので、
完全に、嫌な人というのは居なくなります。
嫌な人が発生してきたら、追い出してしまうか、勝手に去っていきます。
人数が多くなって難しくなったら、その人から、自分自ら距離を取っていけば良いです。
わかり易い言い方をすれば、その人には、下働きを与え、
自分は、高みの見物でもいいのです。
自分のフィールドなのだから、フィールド内のどこに居ようと、
何をしようと自分の自由なのです。
僕の知り合いで、横浜でコワーキングカフェを経営しているおばちゃんがいます。
彼女は、以前は、人の仕事を一生懸命手伝っていましたが、
一向に、彼女の本領を発揮して結果を出すことが出来ていませんでした。
僕は、いつも「また、そんなことをやり出して、、、絶対、うまくいかない!」と言っていました。
しかし、ハーブティー好きの彼女が「コワーキングカフェ始める」と、言った時には、
「今までの仕事よりも、100倍イイ!」と褒めちぎりました。
オープンからしばらくは、試行錯誤して苦しんでいましたが、
自分の好きなハーブティーを出し、嫌いなものを排除し、
営業時間(労働時間)を短くして、
元々、大得意な人とのコニュニケーションを発揮することで、
どんどん、良い方向へ転がっていきました。
周りには、彼女ことが大好きな人たちが集まっています。
自分の苦手とすることも発生してきますが、
周りに人が集まってくると、自分の不得意なことが得意な人たちが現れてきます。
そうした人たちが、自分の不得意な部分、好きではない部分をになってくれるので、
そのフィールドは、回転し続けることが出来ます。
僕自身もそうです。
会社は、ほぼすべて“お任せ”で回っています。
僕の不得意なことは、全部、他のみんながやってくれています。
大感謝です!
あきさんも、ぜひ、いつか自分のフィールドを作ってみてください。
それまでの『いじめられるという世界』が、一体なんだったのか?
と、思えるほど、まったく違った世界が広がります。
終わりにしようと思いましたが、また、書きたいことが出てきたら書いちゃいますが、
無理に返事を書かなくても良いですから。
さらっと、目を通してやってください。
では、また。